国民病と言われる腰痛

昨今の日本では「腰痛」という言葉を耳にすることが多くなり、2024年現在では約3人に1人が腰痛を抱えており、40代～60代では2人に1人は腰痛もちとされています。また日本人の8割以上が生涯において腰痛を経験すると言われており、男性の身体の不調第１位、女性では第2位というデータもあります。

今回はその中でも、慢性腰痛についてご紹介していきます。

慢性腰痛の本当の原因

慢性腰痛とは3ヶ月以上続く腰痛のことを意味し、基本的には病院や整形外科を受診しても明確な原因はわかりません。厚生労働省のデータによると、腰痛の約85％は原因不明とされています。

前屈すると痛い、長時間座ると痛い、朝起きると痛い、、、などと慢性腰痛の種類は様々です。このような症状にたいして腰のマッサージをしてもその場しのぎで根本的に治りきることはほとんどありません。では本当の原因は何なのか？

それは「お腹」です。お腹が緊張することによって慢性腰痛が引き起こされるのです。あまりイメージがつかない方も多いかと思います。お腹には筋肉と内臓を分ける腹壁があり、腹壁や腹部の内臓には神経が通っています。その神経の上にある膜が緊張してかたくなり、前から腰を引っ張っているのが慢性腰痛の本当の原因なのです。痛みの引き金となっているのが「お腹」なのは盲点だった方も多いのではないでしょうか。

慢性腰痛は腹壁攣縮にあり

緊張してかたくなることを攣縮「れんしゅく」といいます。日本人は遺伝的にお腹や股関節の筋力が弱いとされており、それに加え世界で一番座っている時間が長い国というデータもあります。座り時間が長いとお腹の攣縮がより加速してしまいます。なのでこのお腹の慢性的な攣縮を解消してあげることが長年付き合ってきた腰痛を根本改善できる方法です。

当院では慢性腰痛の方にたいして、すべて手技にて施術を行っていきます。腹壁攣縮も一人一人に合った強さでほぐしていきますのでご安心ください。また同じ痛みがぶり返さない為の生活習慣の指導や運動もご指導させていただきます。お気軽にご相談ください。